陰陽説の教えは・・
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この世を包括する
ある活力(=エネルギー)が存在する。
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そこには、どちらにも偏らない
物事の中心『太極』がある。
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更には、この活力を分解すると
『陽』の活力と
『陰』の活力とがある。
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というものです。
今から2500年ほど前には、この様に、私たちが生きるこの世界に満ちているエネルギーの活用をするために、元々は一つのエネルギーを分かりやすく陰と陽の二気に分けるという画期的な思想が生まれました。
陽・・・天
陰・・・地
そして日本では古来よりこのエネルギーの活用が行われており、日本最古の正史である「日本書紀」では、
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天下の君として万民を治めるには、天のように民を覆い、地のように民を受容し、・・・ (後略)
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という記述があるほどです。
これは国のリーダーたるもの
『天の輝きが
万物を覆うように
民を覆い』
『大地があらゆるものを
受容するように
民を受容する』
ことが大切という意味です。
この文章の本質は、『陽の徳』と『陰の徳』のことであり、真のリーダーにはどちらも必要ということが記されているのです。
もうお分かりだと思いますが、国を統べる君主として、とても重要な教えであることは間違いありませんが、ビジネスにおいても欠かせない大切なことです。
陽=与える心
陰=受け入れる心
お客様に喜んでもらうために、精一杯のものを提供することは「陽」のエネルギーです。
お客様に喜んでもらうために、ご要望を精一杯うかがうことは「陰」のエネルギーです。
ご要望をしっかりと伺いながら、それに応えるべく精一杯のものを提供するという、陰陽の整った事業を心がけていきましょう。