「気学を学ぶ上で『五行』が大切ですよ。」
とは、多くの人が聞いたことがあると思います。

しかし、『五行』とは「木火土金水」のことで・・・
と、説明することはできても、
この「木火土金水」がそもそも何のことかを
知っている人は意外と少ないと思います。

さて、では、この『五行(=木火土金水)』は
そもそも何かと言いますと、
これは、『五星の運行』を表しています。

『五星の運行』の最初と最後の文字をとって、
『五行』です。

五星とは、
木星、火星、土星、金星、水星
の五つの星です。

古代中国の夏(か)という国を治めていた禹(う)が、大自然の法則と国を統治するための方策が記されている書として 天帝から授けられた「洪範(こうはん)」には、
『一に五行、二に五事、・・』というように、
最初に五行が大切だと記されています。

これから、五星の運行を読み解くことが
如何に重要だったのかが分かります。

古代中国では、天の五つの惑星の運行から、
地上の「自然の変化」や「世の移り変わり」を
読み解き、国の安定を目指したのです。

私たちも天の流れを読み解き、
自然の流れを活用しながら、
ビジネスを発展させたいものですね。