2021年10月5日に名古屋会場で開催されたビジネス気学講座の様子をレポートします。
今月のトピックス
自民党総裁選、中国のTPP参加表明、恒大集団の破綻といった話題が目白押しの1カ月でした。
中国抜きで世界の未来は語れない
中国がTPPへの参加を表明したのは、アメリカと同盟国に楔を打ち込むためです。TPPはRCEPとは比べものにならないほど厳しく、すべて従えば中国共産党は崩壊しかねません。参加することではなく、内部の分断やTPPそのものの形を変えることを狙っているとみられています。
恒大の破綻
恒大は破綻するでしょう。根本には中国バブルの終焉があります。しかし中国には同じような会社が山ほどあり、恒大だけを救うのは無理な話です。
一部だけがおいしい思いをしている中国バブルによる国民の不満解消に向け、習近平は「共同富裕」を掲げました。これには対抗勢力の力を削ぐ意図もあるといわれています。
また、中国は最近、芸能や文化に対する規制を強めています。国民生活の細かな部分にまで共産党の思想を押しつける政策は、さながら北朝鮮のようです。今の雰囲気は文化革命の再来ともいわれ、国のゆくえが懸念されます。
さらに中国の不動産バブル崩壊がもたらす衝撃は大きく、日本も無関係ではいられないでしょう。余波をどの程度受けるかは、新政権の手腕にもよります。今後も中国から目が離せません。
自民党総裁選
岸田氏の勝利で幕を閉じました。立候補者の中で山口先生が「腹が据わっている」と評したのは高市氏です。高市氏が表舞台に出てきた影響で議論が活発になり、各候補の考えが浮き彫りになりました。今後、デジタル関連や環境関連の利権にどこまで切り込むかも注目です。
勝手に鑑定!
今回は、木嶋佳苗死刑囚を鑑定していただきました。婚活連続殺人事件の犯人として、世間を騒がせたことを記憶している人も多いのではないでしょうか。
木嶋佳苗死刑囚は、本家星の本命八白。努力しただけ結果が出る星であり、名前もさほど悪くはなく、バランス感覚にもすぐれています。大罪人ではありますが、何人もの男性をとりこにし、獄中結婚を繰り返したことからも、人の心を惹きつけるテクニックを努力で身につけたことがうかがえました。
大学・中庸を学ぶ
今回取り上げたのは44ページです。
古の明徳を天下に明らかにせんと欲せし者は、先ず其の国を治めたり。其の国を治めんと欲せし者は、先ず其の家を斉へたり。其の家を斉へんと欲せし者は、先ず其の身を修めたり。其の身を修めんと欲せし者は、先ず其の心を正しくせり。其の心を正しくせんと欲せし者は、先ず其の意を誠にせり。其の意を誠にせんと欲せし者は、先ず其の知を致せり。知を致すは物を格すに在りき。
大学・中庸
ざっくりといえば国家→家族→個人→心という、マクロからミクロにいたる考え方が書かれていますが、人それぞれのとらえ方ができる部分でもあります。
ここで心に刻んでおきたいのは、ものごとをどうとらえるかによって心が動き、行動も変わること。人間は完璧な存在にはなれません。しかし、無意識で行っていることを「これでいいのか?」と問いかけ続けなくてはいけないのだと、身の引き締まる思いでした。
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ビジネス気学名古屋会場では、原則として毎月1回、経営コンサルタントの山口知宏氏を講師に招いて勉強会を開催しています。内容はホットな時勢の話題から九星に関する知識、さらに気学の本質にいたるまで、多岐にわたります。
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