気学のルーツは、神道の自然信仰の発祥と5000年前の中国の歴史上の人物 伏羲(ふぎ、ふっき)にまで遡ります。

人はどう生きるべきかという哲学

この頃からあるのは、天体の動きを暦に反映させた天文学と後の物理学に発展する自然観察と人はどう生きるべきかという哲学です。

これらは全て、国家の繁栄と民の安寧のためというところが原点になっており、気学は君主が国を治めるために用いた『帝王学』であり、民が幸せになるための『実践の哲学』です。統計学というものでは到底くくることができないものでもあります。

この帝王学や実践の哲学は、神道の精神や陰陽五行論から更に細かく分かれていきながら、世代を超えて脈々と受け継がれていきます。そして大正時代に、易者であり、家相家であり、方鑑学者の『園田真次郎』がその中の干支九星術と易を『気学』としてまとめました。これによって、それまで皇族や将軍家しか知り得なかった様々な教えが一般大衆化されました。

自分のことを正して社会の役に立ち、進んで貢献すること

気学の目的は『自分のことを正して社会の役に立ち、進んで貢献すること』であり、さらには、『天地の援助を受けること』でこの貢献度を高めることです。園田真次郎は、そのための妙法が『方位や家相・地相などを「吉」にすること』と説いています。この目的が抜け落ちて、吉方、吉相であればどんなことでも自然界から応援してもらえると思っている人が多いですが、自らの考え方や生き方を正してこそ、吉方・吉相が活きてきます。

これは即ち、気学が他力を扱うためのノウハウやテクニック論だけではなく、人間成長を通じて自力を養うための学問であるということに他なりません。

かつて孔子や釈迦にとどまらず、日本においても皇族や将軍家、明治維新の志士たち、昭和の大経営者たちも学んだ教えを、成功よりも成長のために、より成果に直結するものとして取り入れています。

「ビジネス気学のススメ」は、ビジネスパーソンのための学問

「ビジネス気学のススメ」では、現代を生きるビジネスパーソンのための気学をレクチャーしています。

講師の山口知宏氏が他の鑑定士と決定的に違う点としては、気学にとどまらず、世界の経済情勢や経営に精通しており、気学を通じて多くの経営者、ビジネスパーソンを指南している点です。

また、通常、占い師・鑑定師を生業にしている方々は、その手の内を明かすことはしませんが、山口氏に至っては経営コンサルタントを生業としているため、ノウハウを余すこと無く、伝えている点も大きな違いです。既に別の場で学んでいる方々も多数みえます。